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チロヌップのきつね

  • 土屋
  • 2017年6月28日
  • 読了時間: 1分

第4回目のコンサートの絵本「チロヌップのきつね」について。

この絵本は私が物心ついた時には家にあり、

私のために買ったのか、姉のために買ったのか

母の記憶には今は無いようですが、

自然と手にとっていて

好きな絵本の一つになっていました。

子供の頃は、この悲しい結末にピンときていなく

「死」という事がわかっているけれど、現実的でなく

ただ出来事として受け止めることしかなかったような気がします。

優しく淡い絵や、動物が出てくる

という理由で好きだったように記憶しています。

昔好きだった絵本、大人になるにつれて忘れていたのに

今回、ふと思い出し

手放していた絵本をもう一度買い、あらためて読み直すと

物語の背景にある戦争、動物に対する人間の傲慢、

子供の時には気が付かなかった事がたくさんつまっていて

こんな話だったんだ・・・

そして、白黒の世界にぽつんと入れる差し色

その効果がまたすごく効いていて

いつのまにか、本の世界観に引きずり込まれています。

やっぱり絵本ってすごい

そう思わずにはいられない作品だと思います。

私の拙い言葉では伝えきれないので、是非一度手にとって

読んでみて下さい。


 
 
 

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